こんにちは!連続投稿の河端です。
今回は前回書きました「第20回石川県女子フットサル大会」の少女の部についてです。
前回最後に書きましたとおり彼女等は河端の中で日本一を獲得しました。
何を獲得したかというと・・・
技術?
いいえ、まだまだです。
運動量?
こちらもまだまだ。
得点力?
むしろ無くて困ってます。笑
チーム力?
まとまりの無さでは日本でも結構上のランクに入るんじゃないでしょうか?笑
それは
ベンチでのやかましさ
今回の大会ではガールズはというと試合数の関係で選手それぞれの運動量を考慮し人数を絞って参戦しました。
河端「メンバーは選ぶから」
ガールズアカデミーに所属しているので、選んだり、選ばれなかったりがあって当然なのですが、これまでは人数の関係で全員参加できていました。
フットサルということもあるし、ボチボチ人数も増えてきたのでここらでやってみましょうと取り組んでみます。選抜メンバー
メンバーは選ぶからと言ったあとの練習は真剣そのもの。めまぐるしく序列が変わる恐るべきサバイバル。
リフティングからそりゃもう「バトルロワイヤル」かっていう位の最高記録の打ち出しあい。
目の色変えて必死こいて頑張ってました。
最初からそれぐらい頑張ってよ。と思うくらいでしたが、いい感じの練習が出来るようになり子ども達の表情もオンオフの切り替えが上手くなってきそうかなって空気も感じられました。
最後にメンバーを伝えた時にはそれぞれ選ばれた理由や選ばれなかった理由を伝えて今後につなげていけるように。
言ったこと伝わってんのかな?笑
そして選抜メンバーで参戦した試合当日。
試合前はしっかりと準備やったり、次の試合の予定とか対戦相手の様子を見てたりとおとなしく成長した部分を感じ取れる姿もありました。
そして試合が始まる直前から彼女等のスイッチが入る。
メンバーを伝えると、スタートに入れなかった子達の不満そうな顔炸裂。
ベンチに座るや否や
「出たいです!」
「なんで出れないんですか?」
「bかっごあhふぁj」
もう言われすぎて意味不明です。
証拠写真
試合開始前メンバー発表
キックオフ直前
ベンチがざわつきだす
試合開始!
各々がベンチに座らず、河端の前で騒ぐ。「私を出せ」と
ハーフタイム
ほんの一瞬、ほんの一瞬だけ静かにお話を聞けます。
後半キックオフ
こうなります
試合に出たい気持ちやアピールする姿勢は認めます。ここまでやかましくアピールしてくる姿勢は日本一だとも思います。
これが全員連れてくると更に・・・おぉ、背筋が寒くなります。
というかこうなることは大体予想できたので、それもあっての選抜メンバーを組みました。
口の数が減ればうるさくないだろうと・・・
甘かった
個々のやかましさが他を圧倒している。個人個人のアピールする手法がバリエーションに富んでいてちょっと笑ってしまう。
そう無限技(違う)
笑ったら負け。出さざるを得ない空気。
個の圧倒的な魅力は河端の笑いのつぼを刺激する
そして試合に出ると打って変わって真剣に試合を楽しんでいました。
それはいいこと。
選手交代するとまたやかましいのでしばらく出しておいて疲労でしゃべれなくならないかな・・・でもまだベンチやかましいしな・・・
そんなことを思いながら試合を観てました。
勝ったり負けたりするのがサッカーですが、本当に楽しんでやれるかどうか、真剣の中にある「楽しい」ことを見つけているかどうか。
今までやってきた練習で試したいことや、やってみたいことに挑戦する。通用するかやってみる。
上手くいった瞬間を想像し、ワクワク。
でもリスクがあるから少しドキドキ。
こういう楽しみを持って試合に挑んでいるのかどうか。
それが本当に面白いと感じるかどうか。
出来た!これもやってみよう!
この感覚を見出せるようになるには、まず技術をつけること。
思いのままにボールをコントロールすること。
その為に常に真剣な中でも楽しんでやる練習環境を作り出すことが大事だなと改めて痛感。
試合で選ばれた選手、選ばれなかった選手。
それはなにも上手い下手だけで選んでいるわけではないし、今後の伸びを期待したり、出来てなかったところに真剣に向き合ってもらうために選んだり、そうじゃなかったり。
真剣の中でやるから、選ばれてうれしい、そうじゃなくて悔しい、人を妬んだり、羨んだり、いろんな感情やトラブルを経験して選手が精神的に厚みのある人間になってくれればいいなぁと感じます。
あ、結果は3位でした。笑
VS 椿エンジェルス オレンジ 2-3 ●
VS 北大ガールズC 8-1 ○
VS 星稜PELバディ 3-1 ○
予選2位
3位決定戦
VS TON少女隊 5-1 ○
応援ありがとうございました!!