こんにちは、U8、U13、U18担当コーチの西田です。
子供達や選手達が良いプレーをする為には、良いプレーのイメージが具体的になければ自分でプレーする事は難しい。
世界の強豪国では、常にテレビやスタジアムで世界基準の良いプレーに触れる事が、当たり前にできる環境があります。
石川県は、スタジアムやプロクラブもないので具体的に良いプレーのイメージを持つ事は非常に難しいです。しかし、現在ではテレビやDVDで世界の試合やトッププレイヤーのプレーをしっかり観る事ができるし情報を沢山得る事ができます。
でもイメージを得ただけでは上手くなる事はできません。
イメージというのはしっかり練習しているからプレーとイメージが結び付く。ただ頭だけでサッカーをしていても、練習しなければうまくイメージは、はまらない。必ず練習があってのイメージトレーニングである。
良いプレーばかりを見ることもイメージトレーニングとして大事なことだけど、良い選手のプレーを試合を通じて見ることもすごく大切。そうすれば、その選手が試合で何を考えてプレーしてるとか、見落とすような単純なプレーさえも、その大切さを感じることが出来る。
イメージは非常に重要だけど、それに伴う基礎を学ぶことはもっと重要。
例えば、ロナウジーニョがやるエラシコをイメージしたからといって、ロナウジーニョのようなエラシコができるわけじゃない。
それをイメージして真似ることは大切だけど、ロナウジーニョの基礎技術から学ぶことはもっと重要だから。
たった一つのパーツだけを見て、それをイメージしたところで、本質に届きはしない。
ロナウジーニョのようなエラシコをするには、ロナウジーニョのようにファーストタッチで利き足にボールを置ける技術がなきゃいけないし、利き足から離れないボール技術とボールタッチが要求される。
基礎を学んだ者は、応用を知ることはできるけど、基礎を知らない者は、応用は所詮、真似事に過ぎない。
フェイントについても、いくらフェイント練習したところで、それに伴うボール技術の基礎がなければ、本当のフェイントとは言えないし、レベルの高い中でそれは通用しない。
シュートも同様で、派手なシュートばかりに目が行きがちだけど、そこにたどり着くまでの基礎技術のプロセスを知らなければ、いくら真似てもそれは小手先のものでしかない。
パーツだけを見て物事を捉えるのではなく、そこまでに至るプロセスについて学ばなければ、素晴らしい選手達の感覚を知ることはできない。
すべては高い基礎技術の土台があるからプレーできます。
沢山イメージを得て、具体的にイメージして、沢山基礎練習し、沢山サッカーをしよう!!