こんにちは。スタッフの河端です。
今回は真面目なテイストでお送りいたします。河端のちょけた感じのブログをお待ちの方また次回までお待ちください!

今週はレディースの県リーグやガールズの県リーグが行われてそれぞれの進化と思うところがあったのでその辺を・・・

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結果両方勝ちました。

まぁ強くなったなぁって実感しました。

だけど「勝った」という結果を観てそう思ったのではなく内容を観て感じました。

ボールを保持する時間やその間に生まれる発想や子供達の何を狙っているのかというアンテナの高さを試合中に感じ取る事ができましたし、

更には自分達のスタイルである技術に特化したサッカーをという部分でしっかりとこだわりを持ってやってくれました。

まだまだ満足いくレベルではありませんが確実に上手くなっています。しかも他と比べても速いスピードで上手く。

レディースはつい1,2年前なんて二桁でやられることは当たり前にあったのに、今では逆転して二桁で勝ちました。しかも学生だけの編成ではなく社会人を含めた編成で。

学生の数だけで言えば去年のが人数はいましたし、動ける子はいました。しかし去年ではこの結果はありえませんでした。

去年の技術ではこんな試合運びは出来ませんでした。10点以上入るほどの相手とあたってもベタ引きされればそれを打ち崩すアイディアや発想を持ってませんでした。

リオペードラの「技術」は単にボールコントロールを大事にするだけとかそういうのではありません。相手を観て相手に合わせてやり方を変えることの出来る発想や考え方を持つこと。

それも含めた「技術」だと考えています。

実際ベタ引きされた相手を上手くつり出したりする方法はいくつもありますが、実践に至るまでのところまでの次元にようやく今いる選手達が達してくた結果が今回の試合のスコアに繋がったと思いました。

数年前まで県の女子サッカーで「リオペードラ加賀レディース」は対戦チームにとって「勝てる相手・勝たなくてはいけない相手」でしたが今では「やりずらい相手」に変化しつつあります。

嬉しいかぎりです。ここから更に「石川の女子サッカーといえばリオペードラが面白い」とまでいけるようにしていくつもりです。

選手の進化はいつもフルスロットルではなく、立ち止まったり、悩んだりするのが常です。

くじけるのも早ければ、立ち直るのも早い、そんな彼女達についていけるよう毎日必死です。笑

ガールズも本当に良くなりました。

ある保護者の方にいつも言われる言葉を言われました。

「コーチ!ガールズの勝算は?」

いつもは「いやぁ、点は入るでしょうけどあんまり勝ち負けにこだわってないんで負けるかもですよ~」と答えてました。

今回は

「負けないと思いますよ。勝つかどうかはわかりませんけどね。笑」でした。

その言葉を発した時なぜこんなことを言ったのか自分自身不思議だったのですが、いまこうして頭の整理が出来た時ならわかります。

子供達の考え方の進化を普段の練習から感じ取っていたからだと思います。

いつもは全く同じパターンでやられても原因がわからなかったのに、それを解決しようとする姿を普段から感じ取っていたからだと。

そういう試行錯誤する姿をベンチで観ている2,3年生はどう感じているかを少しづつ実感していたからだと。

この積み重ねが強さになるなと思いました。

結果、不安定ながら自分達のやろうとしていることややりたいことが徐々に形になってきました。

日本代表が1次リーグ敗退しました。皆が同じことをそれぞれの口から出しています。

「自分達のサッカー」と

自分達のサッカーとは?なに?

例えばリオでいうなら技術。

言葉での駆け引きからはじまり、それが試合の場面にまで発展していけるように普段から関わっています。

常に人を観て、読むことを求めます。ボールタッチと同様に重要な部分。

その技術を間違えた形で捉えて単にボールジャグリングの上手いチームになってはいけません。そうしたら結果もついてくるわけありませんし、子供達も大人が教えてくれたサッカーを信じて頑張っているので、

「自分達のサッカーを・・・」と口にするのではないでしょうか。

更には「~しろ」「こう動け」と伝えられたりしたら・・・

「あぁしろ」「こうしろ」の中から生まれた偽りの「自分達のサッカー」に

「強さ」や

「逞しさ」

「強かさ」はありません。

何しろ「人」を観ないで指示されたとおりにやっているだけなので考えてません。自分達以上のチームが現れたらもうお手上げです。

無抵抗でボッコボコやろなって。おんなじパターンでやられるのがなんとなくわかります。

やはり普段からの会話が重要です。

断定的なことばかり言われる子供は考えることを失い、人に答えを求めるようになるでしょう。

自分の考えを間違いとされることを恐れ発言しなくなるでしょう。

発想があっても表現しないでしょう。

それがサッカーの場面でも断定的なこと言われると・・・楽しくないでしょうね。

さらに上手くいかない理由を考えもしない、答えを持っているであろう大人から聞いてやるだけです。

しかしその答えは本当に正しいのでしょうか?ベストなのでしょうか?

大人は失敗しない道を知っているだけで、成功するか失敗するかどうかわからない道でさえ子供に通さないように仕向けようとする。

もっと大人は失敗に対して寛大であるべきだと感じるのはどこの公式戦を観にいっても思います。

「廻れ右」って言われて左から廻って最終的に右を向いたらば。

「違う!こうしろ!!」じゃなくて

「まぁいっか」ぐらいで。

最後に「なんでそう動いたん?」と会話できたら、思いもよらぬ返答!とかが楽しいと感じれるように。

別に早いシュート打つ必要ないかもしれないし、早く走る必要もあるのかどうか、その子の考えも聞く必要もあるし、新しい発想が生まれるかもしれない、子供の可能性は無限にあるし、それを見つけるアンテナも持っていないと子供の可能性が消えてしまう。

リオで育成に関わらせてもらって早3年です。子供の可能性には日々驚かされるばかりだし、刺激的です。

子供の遊びの発想から生まれる技術や駆け引きをサッカーのみならず、普段の生活の中でも活かせるように。

断定的な言葉で選手を限定させている指導者をみて、最近いつも思う言葉があります。

「すべてが計算でき、数値に置き換えられるのであれば、サッカーは

面白くもなんともない。」

オシムの言葉です。すべて計算どおりならば指導者の魅力ってなんやろなってね。
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