こんにちは!スタッフの河端です!
女子サッカーに携わらせていただき早4年・・・
最近になって色々感じる余裕が出てきたのか、そういうアンテナが立ってきたのか石川県の女子サッカーの現状を自分が感じている事をお伝えしようと思います。
小学校年代
全国的には小学生年代の女子サッカー選手は増加傾向にあるといいます。
ですが石川県では体感的にはそれほど増加しているとは感じられません。一時のブームのように増加し、また離れるといった様子です。
特に石川県ではその様子が顕著に出ているんではないでしょうか。
能登地区はサッカー環境が整備されてきつつあり、本来サッカーをやっていただろうという女の子のニーズに応えられるようになってきているため、女子選手は増加傾向にあると思います。
他の地区ではどうかというと減ってきています。確実に。
少年団でチラホラと頑張っている子はいます。
リオのガールズやアカデミーで頑張っている子もいます。
でも減っています。
確かにサッカーに興味を持つ女の子は増えました。
しかし本格的にやろうとしてくれる子を応援している保護者の方が少ないのが現状です。
中学校年代
小学年代以上に選手が減ります。
原因は3つ。
・受け皿がない事。いや、少ないこと。
・女子チームが知られていないこと。
・応援してくれる人が少ないこと。
まず一つ目
受け皿が少ないです。能登地区にはまだ中学生女子チームはありません。高校を含めると1つあります。
金沢に3チーム(高校年代を含めると4チーム)
白山に1チーム
加賀・小松にはリオペードラのみの1チーム(高校年代を含めると2チーム)
お世辞にも多いとはいえません。
二つ目
女子チームがあったことを知らない人も多くいます。
中学へあがったらチームがないと思ったから辞めた。などは未だに聞く話です。
知られるための努力を各チームまだ整備できていない印象です。
どこも指導者の方々が精一杯石川県の女子サッカーの為に一生懸命です。
そこをご理解いただけていない感じです。
リオペードラもそうなのかも知れません。僕はそういうところ苦手なので一緒にお手伝いしてもらえると非常にありがたいです。笑
三つ目
応援してくれる人が少ないこと。これが一番問題だと思います。
石川県では非常に残念ながら「女の子」がサッカーをすることに対して抵抗感のある保護者が多くおられます。競技人口にもデータで出ております。石川県は女子の競技人口が少なく。
全国でも下から数えたらすぐに見つかります。
よくチーム間の指導者で話をしますが、そういう親が決まって言うのが
「ウチの子は普通でいいので」
「色が黒くなるのはかわいそう」
がよく聞かれるそうです。お母さんから。
「普通」という言葉は嫌いです。この発言にはサッカーをやっている女の子は「異常」だといっているものと変わりないように思います。
自分の価値観の押し付け。親の勘違いもいいところ。親の価値観で定めた「普通」を子供に押し付ける。「普通」という如何にも正しいと感じる言葉を使って。
色が黒くなるのがかわいそうと思うなら、子供がやりたいことをやらせてあげないことの方がよっぽどかわいそうだと感じるのは僕だけでしょうか?笑
色黒い?白くはないやろうけど。
楽しそうにしてますよ。日に焼けることも。「くっろ!!笑」って言うてます。
北信越から観た石川県女子サッカー
女子サッカーでは石川県は各年代どこを観ても一番遅れています。
悔しいですが現状は「カモ」にされる対象です。
他県から観れば 確実に勝てる相手、勝たなくてはいけない相手。なわけです。
この現状を打破するには、自分達指導者の力だけではなく、関わってくれている様々な方々の様々な形での応援も必要になってきます。
地域を全体がチームの底上げを行い。接戦の多い試合を行える環境が整備されていない。
その環境がないのであれば作ればいい。もっと緊迫したゲームを、他県がうらやむような県の運営を、チーム数の増加を。
やらなければいけない。なんとしても。
是非ともサッカーをやりたい子がいればリオペードラを勧めてください。笑
石川県の女子サッカーを応援していきましょう!
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