中日本インターシティカップ最終章??

スタッフの鳥居です。
月日が経つのは早いものであと10日で今年度も折り返しですね。

好評???連載中???の中日本インターシティカップですが、あと僅かとなりました。
私自身も様々な経験をさせて頂きましたが、こんなに劇的かつミラクルな大会は記憶にありません。
このような試合を展開してくれている選手が頼もしく見えます。

気を取り直して最終日の試合について書こうと思います。
9位決定戦は大阪府のRIP ACE SOCCER CLUB。
RIP ACE SOCCER CLUBさんは今年度クラブ選手権大阪府大会第3位。
関西大会ではベスト16に進出しガンバさんと対戦して惜しくもPK戦で敗退したチーム。
ユニフォームが非常に個性的ですが、サッカーも拘りをもった素晴らしいチームでした。
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RIP ACEさんはリオペードラの今大会の試合を3日目の最後の試合の他数試合みていて好感を持って頂いたそうです。
昨日の帰りに監督同志で話をした際に、それまでの試合は色んな選手に機会を与える為にベストを組んでなかったみたいですが、この試合はベストメンバーでやって頂けるとの事でした。
RIP ACEさんのように評価して頂いた事は有難い事ですね。

なんと一昨日と昨日のご観戦頂いた保護者の方が昨日までの興奮が冷めずに最後まで見たいという事で、一度加賀に戻られてこの日の早朝に出発して観戦に来て頂きました。
ホント凄いパワーとエネルギーです。
本当にありがとうございます。
選手の試合でのパフォーマンスもありますが、こういう保護者の方の熱い思いが選手のエネルギーとなり、試合で発揮されているんだなって実感します。
選手にはこういう場に立たせて頂いているのは一番のサポーターである自分の家族であることを忘れないで欲しいと思います。
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さあ試合に移りたいと思います。
昨日の試合で怪我をして途中交代した
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テーピングを巻いてアップをして様子を見てみたが、痛みがあり出場ならず。
今大会得点が取れずに悔しい思いをしていただけに、最後の試合で何とかしたかったみたいです。
ここでの悔しさを石川に帰って晴らしてほしいです。

ギリギリの人数で戦ってきただけに、最後までやり切ってほしいと思いました。
前半はお互いディフェンスラインでボールを大事にしながら前に進めようとするが、お互いの安定した守備と、疲れから攻撃が噛み合わずに膠着状態が続く。
前半は両チーム無得点で終える。

後半は疲れがありながらもお互い決定的なチャンスを作り出すが、ゴールネットを揺らす事が出来ず。
両チーム無得点でPK戦に突入するかと思っていた矢先、67分ペナルティーエリア付近の左側でフリーキックを得る。
もしかしてこの試合もと思った矢先フリーキックをクリアしたボールが相手選手に渡る。
相手選手がドリブルで駆け上がる。スピードに乗ったドリブルに対応出来ずにGKと1対1を決められてしまう。(0ー1)

試合はこのまま終了。
今大会初黒星。十分戦ってくれたと思います。
全日程を終えて24チーム中10位でした。
同じ石川県のヘミニス金沢さんは13位、エスポワール白山さんは21位と石川県から参加した3チームの中では上位になる事になりました。
せっかくベストメンバーでやらせて頂いただけに悔いが残りますが、この悔しさはこのチームを成長させて糧になると思います。

4日間、6試合、420分で選手達は成功や勝利を手にして得た自信、失敗やあと一歩で手に出来る所で届かずにチャンスを逃がしたり敗れた事による悔しさの両方を多く経験させて頂きました。
この大会を通じて得た自信や悔しさを、リーグ戦、フットサル大会に生かしてほしいと思います。

私個人的に思うのが、今のチームのリーダーはいるがリーダーだけでなく、全員がチームの事を考えて選手同士で拘ってやっている所じゃないかなぁって思います。
リーダーとなるキャプテンのキャラが抜群にいいのもありますが(褒めすぎかもしれませんが・・・)彼を中心に一人一人が違った役割を持ってる選手が多いのがこのグループの特徴です。

私がこのチームに帯同していてそれ以外で感じるのは、サッカー以外の部分でも例えば大荷物を抱えていたら声かけてくれるのは3年生です。
些細な事かもしれませんが、それはサッカーに大きく出てきます。
下の学年はまた気づいてそれか出来てないと感じる事が多いです。
何かこちらが発したら気づいてくる事はありますが、それは誰でも出来る事。
気づいて行動出来るという事は予測をする事になると私自身考えています。

サッカー以外の部分での成長はサッカーにもつながってきます。
彼らも1年生の時からサッカー以外の部分で鍛えられてきています。
今回素晴らしい試合ができたのも1年生の時からの積み重ねがあってこそ。
積み重ねのない逆ピラミットのような選手は大事な時、力を貸してほしい時に力を発揮できないもの。

リオペードラでは選手に自立という事を求めています。
なぜ求めているかといえばサッカーだけの為ではなく、リオを離れても自立した個として独り立ちして活躍して欲しいと願うから。
その為には様々な我慢が必要になる。
選手もそうだが、我々指導者も。そしてご家庭では保護者の皆様もそうではないかと。

目先だけを見て試合だけの為に勝つことはその場はいいかもしれない。
1年後は果たしてどうなっているか?2年後はどうなっているか?ユース年代でどうなっているか?
特にリオペードラには体が小さくパワーがない選手が多い。
自分たちより体が大きくてパワーのあるチームに上回るには、我々が大事にしている個の技術で勝負していくしかないのかなって思う。

実際自分自身も多く見てきた事ですが、潜在能力だけでやってきた選手が技術がなくて消えていく選手が多く見受けられる。
逆に体が小さかった選手が年齢を重ねることによってスピード、パワーがついてきて逆転していく事も多く見受けられます。
そういうことを意識されている高校の先生から、体が小さくてもしっかとした技術を持っている選手を欲しいと言って頂き、お声をかけて頂いた選手がリオペードラにはいます。

だが技術以上にもっと大事であり大切なのが、根底になってくるが、1人1人の人間力。
人間力を持った土台のしっかりとしたピラミッドになってくれるように関わっていきたいと思います。
最後にある方からアドバイス頂いた言葉を下に。

「技術の根底は強いメンタリティー、人間性」

そんなことを考えながら「勝ち」ではなく「価値」ある子供達の成長している瞬間に立ち会えるように、私自身も日々勉強しながら子供達と関わり続けたいと思います。

これで中日本インターシティカップについては最終章とさせて頂きます。
連日多くの保護者、サポーターの皆様、リオペードラに興味を持って頂いて試合での応援を頂いた皆様、この場をお借りして御礼させて頂きます。
Muito obrigado

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激戦であった事を体感してくれています・・・じゃないですよね・・・

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