試合経験?

こんにちは、U8、U13、U18コーチの西田です。

試合経験が必要なのでは?と聞く事がありますが、試合経験という言葉に惑わされてはいけない

大会や公式戦など、そういう試合に出なきゃいけないという風潮は間違ってる。

育成とは、しっかり個を見極め、個を伸ばすことが一番重要で、そのためには、基礎技術と共に、サッカーというゲームの基礎を知っていかなきゃいけない。

サッカーというゲームを知り、その中で技術を発揮する術を学び、自分のスタイルを確立し、将来に繋げることに意味がある。

サッカーというゲームを知らない子供達に、大人がああしろ、こうしろとやらせる試合を何百試合やっても、それは試合経験でもなんでもなく、むしろ、マイナスである。

技術を磨き、その技術を自分の判断で発揮するには、サッカーの基礎を知らなきゃいけない。そこを学ばない、知らない中で、本人のサッカーは育たない。

どんな試合をやっても、技術なく段階を飛び越した中では、ちゃんとサッカーは学べない。

一人一人のサッカーを見極め、サッカーの基礎技術を学び、基礎知識を学びながら、サッカーというものを覚えて、自分のサッカーにとってプラスになることこそ、本当の経験と言える。

試合さえやってれば安心というのは大きな間違いで、日本は育成の年代でやたらと試合が多い気がする。早い段階で経験をより多く積ませるためだろうけど、技術が身に付いていなければ、それは経験にならず反省の繰り返しとなるだろう。基礎技術がなければ、いくら試合をしても個人のレベルアップには繋がらない。

試合を多くこなしても、個人のサッカー技術が必ず向上するとは言えない。技術練習をきちんと行っていなければ、いくら試合数をこなしてもレベルアップはしない。練習で単純なミスを繰り返す選手は、試合でも必ず同じミスをする。

だから、試合において大事なことは、どんな時も目的意識を持ってプレーすること。例えば、トラップを意識してボールを意図した場所に正確に止めるという目的を持って取り組めば、試合中でも技術は向上する。先ずは、自分自身が上手くなるため
に、目的意識を持ってプレーしてほしいと思う。

また、公式戦が一番大事とか聞くけど、それはプロの世界だけ。上手くなるのに公式戦も練習試合も紅白戦も関係ない。プロを目指しているなら、どんな練習や試合でも、自分が上手くなるための場所だと思って貪欲にチャレンジする姿勢が大切。いつも選手達には「今、ベストを尽くそう」とよく言っている。上手くなることを意識している選手は、どんな時もベストを尽くす。試合・練習の前に、目の前にあるボールを自由に扱えるかどうかだと思います。

今後も自分自身ベストを尽くし、選手達のサポートを全力でしていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサー広告
スポンサー広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
スポンサー広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*