スタッフの鳥居です。
約1ヶ月半付き添った松葉杖に別れを告げ2本の足で歩くまでになってきました。
自分の話はいいとして本題に移りたいと思います。
先週末はU-15リーグトップリーグの首位攻防戦。vsエスポワール白山。
全カテゴリーの選手、保護者の皆様、会場にお越し頂き素晴らしい雰囲気を作って頂いて、選手は素晴らしいパフォーマンスを発揮する事が出来たと思います。
結果は敗北となってしまったが、観ている方をワクワクさせたり、あっと言わせたりすることができたのではないかと思います。
勝負とは無情なもので相手チームの後半のシュートは失点したシーンのあのシュート1本のみ。
リオペードラらしいと言われればそうかなって思うが・・・
観戦して頂いた方はお分かりかと思いますが、相手チームの方が体が大きく、パワーもある中で試合を支配出来ていたと思います。
だが今回は負けてしまったという事実だけは残るが、相手よりもっと成長できる力のある集団だから頑張ってと、神からエールを送られていると勝手に思っています。
以前のブログで個人的な趣味で記録をとっている事を書かせて頂きましたが、今回もとっていると改めて分かったことがあります。
それはシュート数、コーナーキック、相手チームから受けたファールの数が圧倒的にリオペードラの方が多い事。
数字としてここで表したい所ですが、今回はイメージが沸くように表現したいと思います。
シュート数は約10本差、相手チームから受けたファールの数は10個以上差、コーナーキックは相手は80分で0に対して両手で数える分ぐらいの数です。
なんとなく分かって頂けたでしょうか?
データで表して見ると改めて支配していたかが分かる結果となった。
ではその数が何故多いかといえば、リオペードラが大事にしているボールを大事にする事、個の育成に特化している事が挙げられます。
ボールの持ち方を意識しているからこそ、奪いにいったらファールになってしまうってシーンが多くありました。
単純にボールを持っていなければシュートは打てないし、コーナーキックにもならない。
そしてファールをされることもない。
ある方からの言葉で「ファールするってことはその局面で負けを認めているのと一緒」という事を聞いたことがあります。
全てのファールが当てはまるとは思いませんが、今回も当てはまるシーンが多くありました。
いまだにリオペードラは12試合を終えてイエローカード、レットカードを1枚も受けていません。
フェアにタフに戦っている証拠です。
このシーンもユニフォームを引っ張っていますね。
要はボールを持てないと失点したシーンみたいな偶然は起こるが、意図した事は起こらない。
そして今はいいかもしれないが、やがて半年、1年後には確実に逆転してユース年代が終わる頃には確実に選手として日の目を見てしまうことになってしまう。
今まで様々な所で指導に携わらせて頂いて、中学生年代からユース年代で技術がなくて消えていった選手を沢山見てきたからこそ、自信を持って言える。
そしてその選手がユース年代を最後にサッカーから離れてしまうのを見てきたからこそ、自信を持って言える。
逆に中学生年代で体が小さかった選手が高校2、3年になって頭角を現し、20歳を超えてもその先で活躍しているシーンを見てきたからこそ、自信を持って言える。
現在縁あって入会してくれているアカデミー選手、そして保護者の皆様、そして来年入会を考えて悩んでいる現在小学6年生の選手、そして保護者の皆様へ。
ズバリ聞きます。
「中学生年代だけで活躍する」のと、「息が長くそしてユース年代、20歳を超えてもその先で活躍できる」のと、どちらを選択されますか?
リオペードラとして選択をしているのは後者の「息が長くそしてユース年代、20歳を超えてもその先で活躍できる」選手になってもらえるように、スタッフ一同子供達と接しています。
話は変わりますが、たまたまあるJクラブのスカウトの方が先週末の試合に遠路から試合観戦に来ていました。
私が千葉県にいた頃にJクラブのユースチームの監督、トップチームのフロント等歴任され、今は他のJクラブのユース選手獲得の為のスカウトを昨年からされているそうです。
ユースチーム監督時代には、現在Jクラブのキャプテンを数年任されている選手を指導されていました。
試合後に私と駐車場で話をしていた方がその方です。
半年前にも観戦に来て頂きリオペードラの事を評価して頂きましたが、半年ぶりに観戦に来て頂いて彼らの半年の成長に非常に驚いていらっしゃいました。
今度時間を見つけて練習に伺っても大丈夫ですかと有難いお言葉を頂きました。
非常に嬉しく思うと同時に、いい評価をしてくれている方がまた一人増えました。
選手を見て評価して頂けるってありがたいことです。
勝ち負けじゃないっていう事を再確認させて頂きました。
こういう積み重ねがクラブ力となりひとつの価値が出来上がります。
これに続く今いる後輩達は今までにはなかったチャンスが多く転がっています。
それは誰のお陰か?今までの先輩達のお陰である事。
この頑張りを無駄にしないようにしてほしいと思います。
可能性は低くなりましたが、0になったわけではありません。
他力ではありますが、可能性がある限り前進したいと思います。
引き続き応援宜しくお願い致します。